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9月19日午後11時50分ごろ、ソンティ前陸軍司令官率いる「民主主義革命団」は国の統治権限を掌握したと発表。クーデターが成功したことを宣言した
革命団はクーデターを起こした理由として、現タクシン暫定政権下で対立陣営の確執が一向に沈静化せず、徐々に激しさをみせており、国王陛下を元首とする民主主義統治を実践する上での障害になっていることを挙げている。
ただ、革命団が直接統治することはなく、国王陛下を元首とする民主主義を早急に実現するために、可能な限り早く、国民に権力を戻すと明言している。
革命団にはコーウィット警察長官も加わっている模様。なお、同日、タクシン暫定首相により解任されたソンティ陸軍司令官は、同じく同日発令されたバンコクの「非常事態宣言」を取り消すことを発表している。(バンコク週報)
中国国営新華社は19日、タイで同日夜、軍部によるタクシン政権の転覆を狙ったクーデターが行われたという情報が流れていると伝えた。
同通信によると、バンコク市内で戦車や装甲車など大規模な軍部隊の移動が行われているという。
タイのタクシン首相は同日現在、ニューヨークで始まった国連総会に出席中。ロイター通信によると首相は急きょ、帰国の途に就いたという。
国連総会出席のためニューヨークに滞在しているタイのタクシン首相はタイ時間の19日午後10時(日本時間20日午前0時)すぎから、タイ国内のテレビを通じ、非常事態宣言を発表した。しかし、首相に反対する部隊は首相府やテレビ局を占拠し、バンコク市内の制圧を発表した。
タクシン首相は、国軍トップのソンティ最高司令官を解任し、前最高司令官のルアンロー国防次官に治安維持権限を委託した。タイ国軍は公式の発表をしていないが、同日夜からバンコク各地に軍が出動し、厳戒態勢を敷いている。
タイのテレビ各局は番組を変更し、国軍と警察は「政治改革委員会」を設置したとの字幕を流している。また、国王についての記録映像を放映し、「国軍と警察がバンコクと周辺をコントロール下に置いている」としており、国軍の一部がテレビ各局を制圧し、管理下に置いている模様だ。
首相府周辺では、国軍の戦車が包囲し、封鎖している。ロイター通信によると、50人前後の兵士が首相府を警備していた警察部隊に対し、武器を置くよう命じたという。
タイでのクーデターは、1991年2月にスントン軍最高司令官らがクーデターで憲法を停止し、軍政を敷いて以来15年ぶりになる。
タイの憲法規定では、国王が三軍を統帥しており、プミポン国王の意向が国軍の方針を決める大きなかぎを握りそうだ。
タクシン首相は、今月9日からアジア欧州会議(ASEM)首脳会議(ヘルシンキ)や非同盟諸国会議(NAM)首脳会議(ハバナ)などに相次いで出席していた。22日にニューヨークから帰国する予定だったが、現地時間の19日夜にも帰国する準備を進めている。
タクシン首相をめぐっては、首相一族の不透明な株取引をきっかけにして今年初めから辞任要求運動が高まった。タクシン首相は4月4日に「国民和解」のため、次期国会で首相指名を受けないとして退任を表明したものの、その後も国会が開けない事態が続き、首相交代が実現していなかった。
外務省によると、タイ在住の邦人は登録されているだけで約3万3000人。バンコク周辺にはには大半が居住しており、日本人旅行者も多い。(毎日新聞)
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